国際大学で試食イベント

会場は、南魚沼市にある(当社から車で10分程度)、国際大学という大学院大学。様々な国籍や文化を持つ学生が通っており、9割が日本以外の国からの留学生。

こちらで、12月4日の正午より、ムスリム(イスラーム教徒)の学生さんを対象とした、試食イベントを開催しました。

コメ生産者の会社、(有)エコ・ライス新潟(長岡市)の声掛けで、「39(サンキュー)まつり」のシュークリームでも有名な(株)美松(ガトウ専科)、同大学の近くで普段からムスリム対応を行っている地元スーパー、キューピッド大和(南魚沼市)、そして、当社が参加。

エコ・ライス新潟が海外視察の際に持ち帰った、イスラーム教徒の聖水「ザムザムの水」を提供。これはイスラム教の聖地マッカにあるザムザムの泉でのみ取れる貴重な水であるため、ムスリムが巡礼のお土産にすることも多いようです。

当社からは、この「ザムザムの水」を入れて炊いたおこわ2種(きのこおこわと赤飯おこわ)を提供しました。原材料はもちろん全てハラール(イスラームで許されたものの意)。

また、エコ・ライス新潟の米を当社でアルファ米加工した「みんなのごはん」も紹介。この商品は災害時のことを考え、6ヶ国語(日本語、英語、ポルトガル語、韓国語、中国語、アラビア語)の「作り方」を同梱、パッケージのQRコードからスマートフォンなどで見られるサイトには、レシピ動画(英語字幕)などを掲載しています。

試食の感想としては、きのこおこわについて自国にもよく似た料理があるという方が数名おられ、おおむね好評。もう少しスパイシーな味がいいという声も。赤飯の方は食べ慣れない味のようで少し困惑されている様子でした。

ガトウ専科からはパティシエが同行、その場でホールのケーキにクリームといちごをデコレーションするパフォーマンスを。このケーキにも「ザムザムの水」を使用、そして原材料はハラールである上に、特定原材料等27品目(アレルギー物質)不使用。

スポンジは、卵、牛乳、小麦粉を使わず、豆乳、米粉(エコ・ライス新潟の米使用)などで作成、生クリームも牛乳、バターは不使用、豆乳などで作られました。学生さんの中にちょうど牛乳アレルギーの方がおられ、いたく感動されていました。

その他、既存商品である特定原材料等27品目(アレルギー物質)不使用のスイートポテトや米粉クッキーを提供、お土産としてもお持ち帰り頂きました。

地元スーパー、キューピッド大和の佐藤店長からは、是非多くの要望を頂き、お店に反映していきたい、とのお話を頂きました。

試食会後の学生の皆さんとの意見交換会では、多くの要望や意見、質問を頂き、大盛況のなか、約2時間の会は幕を閉じました。